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スマホが急速充電できない原因と対策【充電器・ケーブル・設定を確認】
「急速充電対応のスマホなのに、なんだか充電が遅い」「充電器を替えても速くならない」——そんなモヤモヤを感じたことはありませんか。急いでいるときに限って充電が進まないと、ちょっと不安になりますよね。
実は、急速充電がうまくいかないのには、はっきりとした理由があります。しかも多くの場合、原因は一つひとつ確認していけば見つけられます。この記事では、スマホが急速充電できないときにチェックすべきポイントと、その対策を、専門用語をかみ砕きながらやさしく解説します。
結論から:急速充電は「充電器・ケーブル・スマホ」の3点セットで決まる
先に一番大事なことをお伝えします。急速充電は、「充電器」「ケーブル」「機器(スマホ本体)」の3つがすべて対応して、はじめて成立します。
このうち1つでも対応していないと、本来の速度は出ません。たとえば、急速充電に対応した高性能な充電器を使っていても、ケーブルが対応していなければ速くならないのです。逆に、この3つがきちんとそろえば、スマホは本来の速さで充電できます。
だから、急速充電できないときにまず確認したいのは、この3つそれぞれが「対応しているか」です。次の章から、原因を順番にチェックしていきましょう。
社会的背景:「対応してるのに遅い」が起きやすい理由
急速充電が身近になった一方で、「対応しているはずなのに遅い」という悩みが増えています。その背景には、急速充電の規格(ルール)が何種類もあることがあります。
代表的なのが「USB PD(Power Delivery)」という規格ですが、そのほかにもメーカーやスマホ独自の急速充電方式が存在します。充電器・ケーブル・スマホがそれぞれ別の規格にしか対応していないと、うまくかみ合わず、本来の速度が出ません。見た目では対応しているかどうか分かりにくいことも、この問題をややこしくしています。
つまり、「急速充電対応」と書かれた製品を持っていても、組み合わせが合っていなければ速くならないということ。だからこそ、原因を一つずつ確認していくことが大切です。
原因を順にチェック:ここを見れば見つかる
ここからは、急速充電できないときに確認したいポイントを、優先度の高い順に並べました。上から順にチェックしてみてください。
① 充電器がUSB PD対応で、十分なW数か
まずは充電器です。急速充電には、USB PDなどの急速充電規格に対応した充電器が必要です。パソコンのUSBポートや、昔ながらの小さな充電器(出力が低いもの)では、急速充電はできません。
目安として、スマホの急速充電なら20W以上でUSB PD対応の充電器が基本です。手持ちの充電器のW数(ワット)と、USB PDに対応しているかを確認してみましょう。
② ケーブルがそのW数・急速充電に対応しているか
次にケーブルです。ケーブルにも「対応できる電力(W数)」があり、これが足りないと急速充電になりません。特に100W級の大きな電力に対応するには、ケーブル内に「e-Marker(イーマーカー)」というチップが入っている必要があります。
古いケーブルや、急速充電を想定していない安価なケーブルは、ここでつまずきがちです。充電器は良いのに遅い、という場合、ケーブルが原因のことは少なくありません。
③ スマホ本体が対応している規格か
3つ目は、スマホ本体です。スマホによって、対応している急速充電の規格が異なります。たとえばiPhoneはUSB PDに対応し、AndroidはUSB PDやPPSなど、機種によって最適な規格が変わります。
充電器やケーブルが高性能でも、スマホがその規格に対応していなければ、本来の速度は出ません。お使いのスマホがどの規格に対応しているかは、メーカーの公式情報で確認できます。
④ ポート共有で出力が分散していないか
複数のポートが付いた充電器で、スマホと一緒にほかの機器も充電していませんか。多くの充電器は、複数のポートを同時に使うと、合計の出力を各ポートで分け合う仕組みになっています。
その結果、1台あたりに届く電力が減って、充電が遅くなることがあります。急いで充電したいときは、ほかの機器を外して、スマホだけをつなぐと改善することがあります。
⑤ 発熱で自動的に速度が落ちていないか
スマホは、本体が熱くなると安全のために充電速度を自動的に下げることがあります。これは故障ではなく、電池を守るための正常な動作です。
充電しながらゲームや動画を長時間使ったり、真夏の暑い場所で充電したりすると、発熱で遅くなりがちです。ケースを外す、涼しい場所に置く、充電中の操作を控えるといった工夫で改善することがあります。
⑥ 古い・粗悪なケーブルや接触不良ではないか
最後に、ケーブルそのものの状態です。長く使って傷んだケーブルや、品質の低い粗悪なケーブルは、うまく電力を伝えられず、充電が遅くなることがあります。
また、端子にホコリやゴミが詰まっていたり、しっかり挿さっていなかったりする接触不良も原因になります。別のケーブルに替えると直る場合は、ケーブルが原因だったと分かります。
対策:対応した充電器とケーブルの「セット」に替える
原因が分かったら、対策はシンプルです。ポイントは、急速充電に対応した充電器とケーブルを「セット」で用意すること。どちらか一方だけでは、急速充電は成立しないからです。
充電器は、20W以上でUSB PDに対応したものを選ぶのが基本です。スマホだけでなくタブレットなども充電したいなら、少し余裕のあるW数を選んでおくと安心です。
ケーブルは、使いたいW数と急速充電に対応したものを選びます。100W級の高い出力まで対応したケーブルなら、スマホはもちろん、ノートパソコンなどにも使い回しやすく便利です。
しっかりとした作りで、耐久性にも配慮したケーブルを選びたい人には、こうした選択肢もあります。
充電器やケーブルは電気を扱う製品なので、Anker・UGREEN・Belkin・エレコムといった実績のある大手ブランドから選ぶと、初心者でも安心して使いやすいでしょう。もっとくわしく選びたい人は、iPhone用充電器の選び方、USB PD充電器65W、USB-Cケーブルの選び方の記事もあわせてご覧ください。
よくある誤解
急速充電については、いくつか勘違いされやすいポイントがあります。
- 「W数が大きい充電器ほど速い」とは限らない——充電の速さは、スマホが受け取れる電力の上限で決まります。スマホ側の上限を超えるW数の充電器を使っても、それ以上速くはなりません。大きすぎるW数が必ずしも役立つわけではないのです。
- 「急速充電対応」と書いてあれば必ず速い、わけではない——充電器・ケーブル・スマホの規格がかみ合っていないと、本来の速度は出ません。「セット」で対応しているかが大切です。
- 「充電しながら使っても速さは変わらない」わけではない——充電中にスマホを使うと、その分だけ電力が消費され、発熱もしやすくなるため、充電が遅くなることがあります。
FAQ
Q. 充電器を新しくしたのに速くなりません。なぜ? A. ケーブルやスマホ本体が対応していない可能性があります。急速充電は3点セットで決まるので、充電器だけを替えても速くならないことがあります。まずはケーブルを対応品に替えて試してみてください。
Q. iPhoneとAndroidで、選ぶ充電器は違いますか? A. iPhoneはUSB PD、AndroidはUSB PDやPPSなど、機種で最適な規格が異なります。ただし、USB PD対応で十分なW数の充電器は幅広い機種に使いやすいので、まずはUSB PD対応を基準に選ぶとよいでしょう。
Q. 充電中に本体が熱くなります。故障でしょうか? A. ある程度あたたかくなるのは正常です。ただし、熱くなると安全のために充電速度が自動的に下がることがあります。ケースを外したり、涼しい場所に置いたり、充電中の操作を控えたりすると改善する場合があります。
Q. 100Wと書かれたケーブルなのに速くなりません。 A. 充電器やスマホがその出力に対応していない可能性があります。ケーブルだけが高性能でも、3つがそろわないと本来の速度は出ません。充電器のW数とスマホの対応規格もあわせて確認してみてください。
まとめ
スマホが急速充電できないときは、「充電器」「ケーブル」「スマホ本体」の3つがすべて対応しているかを確認するのが基本です。1つでも対応していないと、本来の速度は出ません。
チェックの順番は、①充電器がUSB PD対応で十分なW数か、②ケーブルがそのW数・急速充電に対応しているか、③スマホが対応規格か、④ポート共有で出力が分散していないか、⑤発熱で速度が落ちていないか、⑥古い・粗悪なケーブルや接触不良ではないか。この順に見ていけば、原因は見つけやすくなります。
対策は、20W以上・USB PD対応の充電器と、対応ケーブルを「セット」でそろえること。安全性を考えて、実績のある大手ブランドから選ぶのがおすすめです。自分のスマホに合った組み合わせを整えて、急速充電の快適さを取り戻してください。
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